ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団

1918年に創設されたロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団は、ヨーロッパ屈指の交響楽団のひとつであり、オランダではアムステルダムのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団に次ぐ存在です。過去半世紀にわたり、エド・デ・ワールト、ジェフリー・テイト、ワレリー・ゲルギエフ、ヤニック・ネゼ＝セガンといった名指揮者たちがこのオーケストラを率いてきました。2018年からは、ダニエル・バレンボイムやズービン・メータに才能を見出された、輝くような才能を持つイスラエルの指揮者ラハフ・シャニが指揮を務めています。本公演は、彼にとってブダペストへの凱旋公演となると同時に、今夜の素晴らしいソリストであるモルドバ系オーストリア人・スイス人ヴァイオリニスト、パトリツィア・コパチンスカヤにとっても同様です。彼女は既存の定型を拒み、新たな表現を模索し続ける非常に個性的な芸術家です。ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番と、ベートーヴェンの交響曲第3番《英雄（エロイカ）》は、それぞれの時代を象徴する傑作です。

プログラムとキャスト

指揮： ラハフ・シャニ
ヴァイオリン： パトリツィア・コパチンスカヤ
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団

プログラム

ショスタコーヴィチ：
ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 作品77

ベートーヴェン：
交響曲第3番 変ホ長調《英雄（エロイカ）》作品55