ジプシー男爵 エルケル劇場

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FEB 2022 Next

ジプシー男爵 Der Zigeunerbaron

 

作曲:ヨハン・シュトラウス

台本:イグナツ・シュニッツアー

初演:1885年10月24日 アン・デア・ウイーン劇場

 

あらあらすじ

 

時と場所:1741年ハンガリーのテメッシュ県及びオーストリアのウイーン市街

 

 

序曲「ジプシー男爵」の主な旋律が連なりハンガリーの世界へと誘う。

 

第1幕:ハンガリーのテメシュヴァールの田園

オーストリアとトルコで争われたベオグラードの戦いでトルコが敗れた際に、テシュメバールのどこかに財宝をかくしたまま逃亡したという言い伝えがあった。当時テシュメバールを治めていたバリンカイ家はスパイ容疑で亡命を余儀なくされ、まだ幼子であったサシャンドール・バリンカイは孤児となり、さすらいの旅を続けていた。月日は流れバリンカイは成人し、スパイ容疑も晴れて、いま政府はテシュメバールの領土の正当な継承者として、サシャンドール・バリンカイを探していた。ホモナイ伯爵県知事の命をうけ、カルネロ伯爵が政府委員として捜索の旅に出る。物語はカルネロ伯爵がバリンカイを探し出し、故郷に連れ帰るところから始まる。
放浪の旅を続けていたバリンカイはアリア「男がその気になったなら」と、自分の数奇な運命を朗らかに歌う。のびのびとした屈託のない旋律に乗ってバリンカイの明るい未来が動き出す。帰郷したカルネロ伯爵とバリンカイは、領土の相続証明書に二人の証人のサインをもらわなければならなかった。まず彼らはバリンカイの故郷テシュメバールの土着の民、ジプシーの老女ツイプラを訪れる。字の書けないツイプラは証文に十文字でサインをする。そして二人の将来を占い始める。バリンカイは妻と財宝を、カルネロ伯爵は昔失った大事なものを取り戻すだろうと予言する。老女ツイプラがここで歌う予言のアリアは、アルトの柔らかな音色の生きた豊かな味わいを醸し出している。二人を占ったツイプラは「イヒヒのワルツ」を歌いながら姿を消してしまう。あっけに取られながらも、次に二人は「豚王」と呼ばれているジュパンの元を訪れる。ジュパンはバリンカイ家の領土を不法に我が物にしようとしていたが、法に訴えると脅されて慌ててサインに応じる。彼もまた文盲であるため得意の豚の絵をサインがわりにして「豚を飼うのが一番得意」と陽気に歌う。そしてバリンカイに自慢の娘アルゼーナとの婚約を勧める。バリンカイも一目見るなりその美しさに魅かれて熱い思いを歌うが、アルゼーナの態度はつれなく、高飛車にすましたまま、アリア「また一人求婚者が現れた」と歌う。実はアルゼーナは家庭教師の息子のオットカールと恋仲であったため、他の男との婚約など考えられないのであった。一方教え子アルゼーナに付き添って来た家庭教師のミラベッラはカルネロ伯爵が自分の生き別れた夫だと気がつく。カルネロ伯爵もすっかり太ってしまった妻ではあるが確かに「大事な失くしものが戻る」と言う老婆の予言が的中したことに驚く。村人たちが楽しげに「さあ召し上がれ、結婚のお菓子を」と歌い踊る中、バリンカイの熱心な結婚申し込みをアルゼーナは「まずは男爵になってからね」とかわして去っていく。
一人残されたバリンカイはすっかり意気消沈して一人森をさまよっていた。するとどこからか歌声が聞こえてくる。みると美しい娘が「この世でジプシー程素敵なものはない」と歌っている。うっそうとした森の中に響く懐かしい哀愁を帯びた旋律、バリンカイは幼いころ母親がよく歌っていたその歌に誘われザッフィの後をつけていく。すると先程の占い師ツイプラの家に行きつく。ツイプラは娘のザッフィにバリンカイを新しいご主人様だと紹介する。ザッフィは喜んで、帰還した新しい領主バリンカイを古い城に案内する。その途中でバリンカイとザッフィはアルゼーナとオットカールの逢引きを目撃してしまう。熱く抱き合い、愛をささやき合っている二人を見たバリンカイは、恋人がいながら思わせぶりに「男爵以上の男でなければ結婚しない」などと言ったアルゼーナに腹を立てる。そこに「俺達に気をつけなさい!」と力強く歌いながらジプシー達が登場する。老女ツイプラはかつての領主「ジプシー男爵」の息子が新しい領主として戻ってきたと告げる。ジプシー達は新たなご主人様としてバリンカイを讃える。意気上がるバリンカイはカルネロ伯爵やジュパン達を呼び出し、自分は「ジプシー男爵に」なったと宣言し、高慢ちきなアルナーゼなどこちらから願い下げ、私はザッフィと結婚するとみなを驚かせる。侮辱されたと憤るジュパンとアルゼーナ。ジプシーとの結婚など許されないと息巻くカルネロ伯爵たちの言いがかりをよそに、一族の長を迎えた喜びを讃美するジプシー達の合唱とバリンカイとザッフィの二重唱が共に力強く新たな運命の讃歌を歌い上げる

 

第2幕:ジプシー部落のバリンカイの古い館

バリンカイとザッフィは一夜をともにする。バリンカイは「愛する妻よ」と歌い、ザッフィは「なんという幸せ」と答える。愛の二重唱が甘く情熱的に歌われる。その様子を老女ツイプラが微笑ましく見守っていた。ツイプラは「ずっとご主人様の財宝を見守っていました。」と歌い、夢のお告げで知らされた財宝のありかは、二人が愛をかわした部屋の壁の中ですと歌う。ツイプラの話を信じようとしないバリンカイをザッフィが説得し、三人で壁を崩してみると中から伝説の財宝が見つかる。三人は喜んで「宝のワルツ」を三重唱する。このワルツは格調高いまさに宝のように美しいワルツで、古びた館からいつの間にか宮殿の舞踏会に迷い込んだような錯覚をあたえるほどである。まさにワルツ王シュトラウスの真骨頂が堪能できる。宝が発見されたことを知った豚飼いのジュパン達は長年探し続けた財宝を持っていかれたと悔しがる。腹いせにジュパンとカルネロ伯爵は幸せな新婚気分にひたる二人に保証人のいない結婚など認められないと詰め寄る。するとザッフィは「うそ鳥とコウノトリが保証人です」とかわしてしまう。
そこへラッパの音とともにスペインとの戦争のために兵士を募集するホモナイ伯爵が兵隊を率いてやってくる。酒好きのジュパンとアルゼーナの恋人オットカールは軍の差し向ける盃を振る舞い酒だと思い込み喜んで飲んでしまう。しかしその酒は従軍承諾を意味する盃だったためにジュパンのオットカールは入隊を余儀なくされてしまう。一方ジプシーとの結婚に異議を唱え続けるカルネロ伯爵に怒ったツイプラは、ずっと一人胸の内にしまっておいたザッフィの出生の秘密を話しだす。ザッフィはベオグラードの戦いでトルコ太守から預かった太守の娘であるというものだった。マリア・テレジア女皇の直筆の証文を見せられて一同は驚愕する。バリンカイとの結婚に喜びながらも自分の出生に引け目を感じていたザッフィは、障害が取り除かれたと喜ぶ。しかしバリンカイは一介の地方領主など到底かなわぬ身分違いの恋になってしまったと嘆き、酒を仰ぎ軍に志願してしまう。泣きすがるザッフィを振り切り、探し当てた財宝も祖国のためにすべて寄付して従軍してしまう。

 

第3幕:ウイーンのケルントナートール前の広場

二年の月日が流れ、スペインとの戦争に勝利をおさめたオーストリア、ハンガリー軍が凱旋してくる。町は喜びに沸いている。入場行進曲「勝利の歌」とともにバリンカイ、オットカールらが歓迎されるなか豚飼いのジュパンはありもしない自分の手柄話を皆に振れ回っている。ホモナイ伯爵知事はバリンカイを英雄と称え男爵位を与え、貴族に列することを許す。バリンカイは「ジプシー男爵」ではなく正真正銘の貴族となりザッフィとの結婚の障害がなくなったわけである。懐かしい「ジプシーの歌」が聞こえてくると、ザッフィ王女が現れる。二人は運命を乗り越えて結婚する喜びに固く抱き合う。アルゼーナとオットカールも結ばれて町中が喜びの大合唱の中バリンカイはアリア「男がその気になったなら」を陽気に歌い上げ、めでたしめでたしの幕となる。

プログラムとキャスト

指揮者:ドモンコス・ヘジャ
Sándor Barinkay:Gergely Boncsér
Saffi:Lilla Horti
Czipra: Bernadett Fodor
監督:ラズロ・シュヴェーテク(László Szvétek
アルセナ:Orsolya Hajnalka Rőser
カルネロ伯爵:ゾルタン・バスキ・ファゼカス
ミラベラ:マーリア・ファルカシュレティ(Mária Farkasréti
オットーカル:ゲルゲイ・ウジュヴァリ
ペテル伯爵のホモネ:ゲルゲリー・ビリ
マリア・テレジア:ネリー・シュシュ
バーカー:アンドラーシュ・ハーベトラー

エルケル劇場

もともと1911年にオープンした、エルケル劇場ハンガリー最大の劇場の建物です。その歴史は、すべての音響オペラ伝説と考えられている建物の舞台を飾ったルチアーノ·パヴァロッティ、プラシド·ドミンゴ、エヴァマートングレースバンブリーのような著名人で、ハンガリーのオペラ公演の黄金時代と密接に絡み合っている。 

 

2007年に閉鎖を、次の疑問が、その運命に5年以上までシャッターをされた後、ハンガリー政府は昨年、ハンガリー国立歌劇場が適した規格にエルケル劇場を改装することができ、劇場の更新のための補助金17億フォリントを提供性能を保持する。 

 

改装の多くは、ソリスト、共有ドレッシングルームと改装と拡張共用エリアで、舞台裏で行われました。建物のサービスシステムは、(水、配管、暖房、換気)も最新の状態にしてきたほか、舞台の技術的な装置は、重要な近代化を施しました。 

 

あらゆる努力は、建物の素晴らしい音響特性が変化しなかったことを確認するために行われている間聴衆は今、完全に新しい表情で講堂にステップインします。大幅に快適性を向上します要因は、座席エリアに設置され近代的な換気システムです。席数は、より多くの快適さのための座席の列を再装着により1819まで1935から減少してきたが、劇場はそれにもかかわらず、ハンガリーで最大容量の劇場としてその地位を保持して - と東欧中央ヨーロッパ。

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